セラピスト 陣 園美 と申します。
私がこの整体や足つぼ、マッサージなど身体をほぐす分野に初めて興味を持ったのは幼い頃の時だったと思います。
ちょっと長いお話になりますが、ご興味のある方、お時間のある方は最後まで読んでいただけると嬉しいです。
私がこの仕事に初めて興味を持ったきっかけ・・・
私には2歳上の兄がいて、両親は養鶏を営む自営業でした。
母は頭痛持ちで肩こりや首こりによく悩まされて、サロンパスなどをコメカミに貼ったり、肩に貼ったりして凌いでおりましたが、あまりに辛いときは私や兄に肩たたきを頼んできたりしていました。
肩たたきや肩もみってずっとしていると、やっている方が疲れてきてあまり長くは出来ませんよね。当然、凝っている所なので固いから、力を入れると手が疲れちゃうし、面倒だし・・・。????
今私が母の立場にあり、同じように子供に頼んだりしても私の幼い頃と同じでやっぱり長続きしなくて、こっちも揉むのが疲れたかなって気になっちゃうし・・・本当はもう少しやってほしいけど、もういいよって早めに切り出したり・・・。あんまり頼むのもなんか申し訳ないって気がして。なぜって私の肩は超硬いので(笑)
やる方の気持ちがわかるのも何だか複雑な心境です????
幼い頃、母が頭痛で辛いときに肩たたきをしたことで、母の頭痛が楽になって元気になったことがありました。
その時は確かお盆やお正月で親戚の家にお呼ばれされていた時だったかと思います。私も行きたい気持ちが募り、何とかしてこの母の頭痛を治したい!そんな一心だったので夢中で肩をたたいていたら、母が「あ、何か楽になった♪」と行く支度を始めたのです。その光景は今でも忘れられません。
その時はやったー!と心の中でガッツポーズをしていた記憶があります。
ウチは両親が生き物を扱う仕事をしていましたので、家族で家を空けてどこかに遊びに行くことがなかなか出来なかったんですね。なのでどこかに出掛けるということも少なくて、仲の良い従姉妹たちと遊ぶのがいつも楽しみだったから、余計に私も必死だったのかもしれません(笑)。これがきっかけとなるエピソードです。
この成功経験が母にいつまでもあるから、母は兄より私によく肩もみを頼んできました。
あんまりやらされるもんだから、小学校高学年の頃にはどこが凝るのか段々分かってきて、そこを重点的に揉んでいた気がします。
多分母は自分の人生を掛けて私をセラピストに養成していたんだな、きっと(笑)。
母が偏頭痛持ちだったのは遺伝だったのか、母方の従姉妹たちもみんなが偏頭痛持ちで、親戚の家に遊びに行くと大抵誰かが頭痛で困っていましたので、その度ごとに肩もみをしていた気がします。不思議と嫌な気持ちはありませんでした。
多分、母の親族の従兄妹の中で私は年が下の方だったので、いつも忙しくみんなのお世話をしてくれる従兄妹のおねえちゃんたちに頼られたりすることが少なかったから、そんなおねえちゃんたちに頼られて嬉しかったんじゃないかな。
あー、今私役に立ってるなって。自分の存在価値を見出した感じ。
でも、この経験がなければきっとセラピストになろうなんて思いもしなかったんだろうな、と思います。
自分が整体を受けてみたこと
それから何年か経ち、高校生になった私は学業よりも部活に明け暮れる毎日で、無理をして部活動中によく怪我もしました。
怪我は肉離れや腰痛でした。
肉離れは、部活の準備運動で柔軟体操をしていた時にやってしまいました。いつもよりちょっと無理をしたら、太ももがパンっと筋が切れるような違和感を感じ、それから太ももが熱くジンジンしてきたので、それ以上は無理をせず家の近くの接骨院で治療をしてもらいました。
その時は割とすぐよくなったのですが、調子に乗っていつものような運動をしていたら、またすぐ肉離れに。
無理をしてはいけなかったんですね。今でも太ももの付け根は少し違和感を感じます。
過信は本当に禁物です。皆様もお気を付けください。
そして腰痛は、基本ができていないのに無理な体勢をして腰を痛めたことから始まりました。
腰痛がひどいときは、顔を洗っても、歯を磨いても、笑っても何をしても痛かったです。
腰は要とはよく言ったものです。
いつもこんなに腰に力を入れていたとは…と思わせるほど何をしても痛かったのを覚えています。
そして腰痛は社会人になっても悩まされ、知り合いの方に勧めてもらった整体院に行き、整体というものを初めて受けてみました。
そこでは先生が自分の腕を使って患者さんの身体をほぐし、背骨を調整してくれました。
痛かったけど、気持ちがいい施術でした。
そして腰も気が付いたら楽になっていました。
自分の手技で患者さんの痛みを取る整体師ってすごいなぁ、私にも出来たらなぁとその時に密かに思いました。
でも整体師を調べたら、整体師は体格のいい男性が好ましく、学費もなかなかの金額。
女性だし、身長も低い私にはちょっと無理かな…とその時に諦めていました。
整体とは違う道に進んでみたものの…
私は整体師への思いをずっと秘めつつ、結婚をして子供を授かり家計の手助けにと飲食店でパートとして働き始めました。
飲食店では水を常に扱い、清潔を保つためにアルコール消毒をします。そのため段々と手が乾燥するようになり、手にポツポツと湿疹ができるようになってしまいました。
その湿疹は昼夜を問わず痒みがでて、皮膚科で塗り薬を処方してもらいました。
でも、しばらくすると塗り薬が段々効かなくなり、そのたびに強い薬を処方してもらうという悪循環が続きました。
手はあかぎれや湿疹だらけ。湿疹は手の甲まで広がってしまいました。
買い物に行ったりするときも自分の手が気になって手袋をして隠したり、寝る時に薬を塗って手袋をして眠ったり・・・
何しても良くならないのでこの時は本当に手荒れが悩みの種でした。
資格も何も持っていなかった私に、飲食業のパート以外すぐに雇ってくれる所は他になかなかありません。
資格を何も取っていない自分を後悔し、主婦湿疹に悩まされつつ、そのまま飲食店で仕事を続けていました。
でも、主婦湿疹って見た目が痛々しいですよね。食品を扱うお店にとってはやはり好ましくありません。
治療期間も兼ねてしばらく休むことになりました。
そしてその間に友人の勧めもあり、扱う洗剤すべてを自然派のものに替え、手は保湿クリームを塗るのみにして塗り薬を止めました。
そうすると身体の中に薬などで溜まっていた毒素が、寝ているときにひどい痒みとして出ました。いわゆる好転反応です。
それは1か月位続きました。その間夜は発狂するような痒みで殆ど眠れず、痒みとの闘い。掻き始めると気が狂ったようにどうしようもなく手が痒くなり、掻きむしって血だらけになると、悲しくなってこの手をちぎって捨ててやりたい!と毎晩思ったものでした。本当に辛かったです。
こんな状態では飲食店のパートも難しくなります。そんな時に自分が資格を持っていれば、自分の武器になるのでは、これからは手に職だ!と心に決めて私はそれを期にずっと心に秘めていた、人を癒す仕事に目を向けることにしました。
本当は飲食店のパートを続けながら資格を取ることを考えていたのですが、主婦湿疹の状態が良くならず結局飲食店のパートは辞めることにしました。
本当にやりたかったことに目を向けられる喜び
パートを辞めて主婦湿疹も落ち着いてきたころ、フェイシャルや痩身マッサージなど、エステサロンで通用できるようになる国際エステティック協会 名古屋トータルビューティーカレッジで私はリフレクソロジーを習いました。
そこでは色んな年齢層の方が生徒として学ばれていて、シングルマザーの方や、就職のために通っている方、すでにセラピストとして活躍している方が新しい手技を学ばれていたり・・・そういえば60代くらいの男性の方もいらっしゃいました。
やりたいことをやる、気持ちは同じなんだな・・・。どんな境遇の方も同じ仲間なんだと心強かったのを覚えています。
そしてずっと心に秘めていた仕事だったから、教えてもらうことがとても楽しく人を自分の手技で癒せる嬉しさでいっぱいでした。
リフレクソロジーを習った際に足つぼにもすごく魅力を感じてそれは独学で覚えて、忙しい人に少しでも楽になってほしいと、リフレクソロジーサロンとして自宅サロンRelaxaion salon éclatを開業いたしました。
独学で覚えた足つぼもメニューに加えて♪
なんと嬉しいことに足つぼは開業時から好評で、開業時から通って下さるリピーター様もいらっしゃいます。
しかし、自分が本当にしたいことはこれなのか・・・自分の中でいつも何かが物足りなく感じ、出来ることなら身体の凝っている身体そのものを何とかしたいと思いがありました。
でもこの時はまだ自分には整体は無理!という思考があったので、私にできる施術・・・と考えた時、オイルを使ったボディリラクゼーション、これだ!と思い、新たに習得しました。
習得した当初は必死で施術を覚えたのですが、実は裸になってもらって施術をするのに私自身がとても抵抗があり、今はボディリラクゼーションのメニューは外してあります。ですが、この手技を覚えたことで後でとても救われることになります。
今思えば、人生に無駄なことは何もないと思います。
回り道をした分、自分の器も厚くなってそれが自分の武器になるんだな、と実感して思います。
気功整体との出会い
いろんな勉強をすることはとても楽しかったのですが、まだまだ未熟で色んなことが足りない!そう思って必死に毎日を送っていました。
ですが、自分へのメンテナンスを怠っていた私は、自分では気づかないうちに自分の心と身体のバランスが崩れてしまっていました。(こういう時って自分は全く自覚がないんです。不調がマヒして心も鈍くなってしまっているんですよね。)
私の異変はいつも身近にいた友達が気づき、その時その友達が通っていた一宮にある、名古屋身体均整院の立石陽司院長先生を紹介してくれました。
私はそこで初めて気功整体と出会いました。
先生は整体をしながら、私に心の状態について色々な質問をしたり、やっていただいた感じは普通の整体のような感じ。でも、単に整体とは言い切れない・・・。不思議な感覚だったのを覚えています。
先生に施術をしていただいてから何日か経ったころ、身体に湿疹ができてしまいました。
心当たりがあるのは・・・気功整体。
え・・・整体したら調子が悪くなった?
どういうこと??
整体に対する不信感・・・。
でも後で先生にそのことを話したら、先生は当たり前のように、
あ、それは好転反応だね
え!????・・・そうなの???
はい、それは身体に溜まっていた毒素が表に出てきた、好転反応でした。
足つぼで好転反応のことは学んでいたのですが、想像していた反応とは違って、身体中に湿疹が出来てしまった・・・きっとそれだけ身体に毒素が溜まっていたのでしょう。自分で実感することとなりました。(好転反応は人によって個人差があります。私のように身体に湿疹ができることもあれば、風邪のような症状が出て熱を出したり、イライラして怒りが出たり・・・色々なのであります。)
でも、それだけ反応が出たということは、身体にとってとてもいいこと。先生からそれを聞いて自分の身体を根本から治したい。
やっぱりしばらく続けて行ってみよう。と思い、それから通院を始めました。
通院始めの1,2年は施術後の好転反応で身体がだるさと眠気で帰宅後よく爆睡したものでした。(というか、帰ってくる道中も眠気と闘ってましたが(^^;))
爆睡した後起きると頭がスッキリして身体も軽くなっていて、それがとても心地よかったです。
たまに爆睡し過ぎて起きた時に朝と勘違いしたり、今が何時か分からなくなってお迎え時間ギリギリで慌てて子供の保育園のお迎えに行ったりしてましたね。笑
一年ほど経ったある時、私に施術をしながら院長先生が「陣さんは整体を学ぶといいと思うよ。整体師、合うと思うよ。」とありがたいことに整体師になるお声をかけていただきました。
でも、私は自分が出来るという自信がなかったので、いつも愛想笑いでごまかしていました。
ところが、先生に気功整体を学ぶお誘いを頂いてから一年たったくらいの時に、急に先生のところに通う友達からも「整体やってみたら?園なら合うんじゃない?」と言われ、正直びっくりしたのですがその一言に背中を押され、私も整体師やっていいんだ やれるんだと思い、そしてようやく気功整体の道に足を踏み入れました。
その一言がなかったら、今はどうしていたかな・・・。この時の自分は本当に自信がなくネガティブ思考も強くて、いつも安全パイを探していたように思います。腰も本当に重くて・・・。(今では考えられない!笑)実はリフレクソロジーを学ぶ際にもこの友達には背中を押されているのです。私に変われる勇気をくれた、大切な親友です。
いざ気功整体の勉強を始めると
気功整体への道はとても奥が深く、学ぶことは手技だけではありませんでした。
もちろん、気功のことや心のこと。治療家になるためには施術を行う本人も心がしっかりしていないと、患者様をいい方向に導くのは難しいのです。
自分がブレブレだった時(今でもブレますが。笑)もう本当に自分の軸がしっかりしていなかった当時の私は、自分の中の自分と葛藤しながらまず自分を正すことから始まりました。
これがなかなかきつかった(笑)
だって思考が思った以上に強くてなかなか言うことを聞いてくれないし、面倒くさいって思うと腰が重くてやらなきゃいけないことをすぐに後回しにしてしまう悪いクセがあったり・・・
まず自分自身と向き合うことなんて殆どしてなかったんですから。????
でも、実はこれが本当にとても大事でした。
人見知りでしたから、本当の自分の感情をあんまり他人には見せたくない、プライドも高かったんですね????
そんなプライドと自分のドロドロした感情、弱い自分、そんな自分が自分の中にたくさんあったんですよね。(今もありますけど、うまく付き合っていけば大丈夫なんです。)
きっとそうやって自分に鎧を付けないと人と接する自信がなかったんでしょうね。
院長先生にすすめられて買った本の中に、自分の中にある感情をあるがままにノートに書いてみましょう。というワークがあり、自分が少しでも沸き上がった感情をノートに書たり、自分の中で沸き起こった感情がどこからくるものかとか客観的に見ることにしました。そして、ネガティブになったときはそのままノートに思うがままに書いてみたり、その時の思いを書いてみると自分の中の自分を客観的に見ることが出来て、気持ちの整理がつくんですね。(このワークはおススメです!)
また自分の中に沸き起こった感情って追求してみると実はその物事に関係ないことだったりするのです。でも、それを理解してあげると、自分は納得して安心します。
こうすることで徐々に自分の感情のコントロールが出来るようになってきました。
こうやって、自分の感情の元が分かってくると、人の感情もどこからきているかとか、何となく分かってきます。
これが気功整体どういう繋がり?と思うかもしれません。ですが、心と身体は表裏一体。繋がっているのです。心が無理をすると、身体に素直に出ます。
例えばイライラしていると腰が痛くなってきたり、言いたいことが言えなかったりするとのどの不調があったり、本当は疲れているのに無理に動いて怪我をしたり・・・。また、イライラを食べることで発散していると、胃腸の不調につながり胃腸が不調になると感情もコントロールできなくなったりするので、家族にイライラをぶつけてしまったり・・・。ちょっと思い当ったりしませんか?
そういえば、自分の中の自分と向き合っているうちにずっと生理不順だった私が、気が付くと定期的に生理が来るようになりました。
まさか、自分の生理不順が治るなんて!びっくりしました。自分を理解しようとすることと院長先生の治療があって、相乗効果で整ってきたのかもしれません。
私の施術も施術をしながらお客様と色々なお話をします。お話の中でその方の心の部分、そういった部分も見させていただいております。
未熟さを感じて飛び込んだこと
気功整体をサロンのメニューに入れ、今まで足つぼをお気に入りに来て下さったお客様が、気功整体とセットでご利用していただけるようになり、身体を直接触って施術できる喜びを感じながら少しずつでも施術できてありがたいな~と日々思っておりました。
でも、まだまだ満足いくような人数をこなしているわけでもなかったので、まず得意な足つぼをより得意にしようと思いました。
それには実は考えがあって、私がリラクゼーションの世界に入った当初から思っていたことを実現しようと、いつも力になってくれる親友に相談しました。
「デイサービスの関係の人とかって知り合いいないかな?」
そうすると、
「あ~、いるかも!」と親友のお母さんがお食事処を経営しているのですが、朝食材を買いに行くお店でデイサービス施設の所長さんの奥さんとお知り合いで仲良くしているという話を聞きました。
これはタイミング!ってことですぐに紹介してもらい、利用者さんで希望された方に足つぼを提供させていただけることになりました。
なぜデイサービスに入ろうと思ったのかいうと・・・
・・・まずは足つぼを習いたいというきっかけから話しますが、足つぼを習いたいと思ったのは、その当時母方の伯母が末期の病気で足がむくんでとても辛そうだったからです。このころはまだ習っていなかったので分からないなりに足をほぐしたりして、そのむくみが緩和されて少しでも楽になったら…それが足つぼを始めようと思ったきっかけでした。
翌年、リフレクソロジーを習い始めたころ、今度は母方の叔父の奥さん・・・叔母も病気で入院をしていて、叔母もまた足のむくみがひどくて。ですので習い始めだったけど、何とかむくみが良くなればと何度か病室で足つぼをさせてもらいました。
やっぱりここでも、何かしら役に立てないか、なにか出来ることはないだろうか。そんなことばかり考えていました。
そんな思いがいつしかお年寄りの方に足つぼで楽になってほしい、病院やデイサービスなどで自分の足つぼが提供出来たらという思いに変わっていたのです。
なのでデイサービスに入ることが決まって、本当にうれしかったです。
月に2回の施術の日がとても楽しみでした。
そして、このデイサービスの施設で私にとってかけがえのないご縁とも出会えることが出来ました。
素晴らしいスタッフの方たちです。当初のスタッフさんの何人かはもう退職されていらっしゃいますが、今でもつながりがあります。
今では私にとってとても大切な人たちです。なくてはならない人になっています(笑)
そして、デイサービスで足つぼをコンスタントに提供しているうちに、自分でも足つぼがさらに自信が持てるようになりました。
でも、まだまだ初めてのお客様はとても緊張するし、日々のサロンの施術だけでは数的に自分自身も物足りなさを感じていました。
武者修行じゃないですが、たくさんの色んな体形の人を施術できるし、今度はちょっとお小遣い稼ぎにもみほぐしのお店で自分を試してみようかな・・・。
急にそう思って某有名もみほぐしのお店に登録し、もみほぐしの世界に飛び込みました。登録時に施術チェックがあったのですが、問題なくすぐにお店に入れることに。でも、整体は長くて50分。もみほぐしは60分、90分は当たり前。長いと120分とかあったりします。正直もみほぐし90分なんて、どうすればいいの⁉????という戸惑いもありました。私のサロンは主に女性向けで、お客様はリピーター様がほとんど。
もみほぐしのお店は老若男女問わず色んな方がいらっしゃいます。体格がいい方、細い方、背が高い方などなど。
そして、初めは男性の固い筋肉をどうやってもみほぐせばいいのか、しかも整体の施術に揉みほぐしはあまりしていなかったですから、自分の揉みほぐしの技術にも当然自信がありませんでした。
また、整体の施術は、もみほぐしの世界では使えません。なので、どんな施術をすればいいか、色々試していたら、気づいたんです。
もみほぐしに近い施術…そうだ、ボディリラクゼーション!
それを思い出してやってみました。
子供たちや家族などに試したら、いいね!って言われて、よし、これで行こう!と。
接客も初めは勝手がちがうため、おっかなびっくり(笑)。もう接客が怖くて怖くて(今は全然大丈夫ですよ????)
もみほぐしの自分の施術に自信がないから、施術が気に入られなかったらどうしよう・・・。
きっとそんなことばかりが気になって、色んな事がもう不安ばかりでした。
でも、数か月通い続けていたら、いつの間にかすっかり慣れて接客の変な緊張が取れていました。
そしてサロンでも、ご新規の方に対する接客が気が付いたらすんなりと出来て、そんな自分の成長に正直びっくりしました。
施術については、揉みほぐしに関しては初めは力任せにとにかく筋肉をほぐす、それだけに集中していたのですがそれを続けていたら親指の節に痛みを感じて、これは力任せにやっていては自分の身体を壊すな…と思い、今では自分なりに力任せで施術しない、お客様の筋肉に集中してどの角度で施術すれば緩むか、そこに気を配ってやるようにしています。そうしたら、自分のサロンでもそれが活かせるようになって、施術の幅が広がりました。武者修行の相乗効果ですかね!(笑)
また、同じお店のセラピストさんとも仲良くなり、実はこのホームページの写真はカメラが趣味のセラピストさんに撮ってもらい、モデルさんも同じお店の仲の良いセラピストさんにお願いしました。気の合う仲間で施術できたからか、我ながらいい表情の写真や施術模様の写真がたくさん増えてうれしいです。自分だけのサロンでは出来ることのない、同じ立場で分かち合えるいい仲間が出来たことも、とてもうれしかったです。
デイサービスももみほぐしのお店も、不安ながら飛び込んでみて本当に良かった。やっぱり行動してみるもんですね。出会いに感謝です????✨。
これから目指していくべきところ
今までは自分の世界の中だけで仕事をしていて、それでも十分だったかもしれません。でも、思い切って外の世界に飛び込んだことで自分の中の殻が少しずつ取れて、サロンのお客様、そしてもみほぐしのお店のお客様に心から向き合えるようになりました。
本当にいい経験をさせて頂いております。
気功整体を始めてからまだ数年しか経っておりませんが、自分なりに気づいたことがあります。
整体としてあるべき姿は身体のコリ、不調は背骨のゆがみを調整することで本来の良好な状態に導いていくものだと思います。
それは本当にそれが正解だと思うのですが
導かれていることは、きっと私が目指すべき所は、本人でも気づかない心の周りにガッチリ固められたコリを解していくこと。
そうして心の奥にある本来の自分がどんな自分だったのか、自分って本当はこういう人間だった、これを目指していたんだ、というその人が本来あるべき自分の姿に気づけるように導くのがきっと私のお役目なんだろうな、と思っております。…めっちゃすごいお役目を与えられてしまっておりますが????さらりと言った自分にもびっくりです????
あるべき姿にある時気づいても、すぐにそれになれるものではありません。
あるべき姿になっていくのには必ず不安や恐怖が来ます。
その不安や恐怖を私と一緒に向かい合いながら、時間を掛けてで全然大丈夫なので、ゆっくりじっくり自分と向き合っていかれればいいなと思います。
そうして自分を大好きになりましょう。
実際の施術はサロンでは楽しく会話をしながら私は施術をするだけです。
私と楽しく笑いながら色んな話をしていきましょう。
心が疲れてしまってどうしようもない方は、初めは笑うことは難しいかもしれません。でも、大丈夫です。
私もまだまだ成長途中ですので、一緒に自分と向き合っていきましょう。
気功整体も日々勉強中ですが、皆様の笑顔を見るために頑張っていきます。
ここまでの長い長いエピソードを読んで下さって本当にありがとうございました。
感謝いたします。
Relaxaion salon éclat 陣 園美